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市民に知って欲しい!!北陸新幹線について②

前回の更新「市民に知ってほしい!!北陸新幹線について①」もご参照ください。

目次
①そもそも・・・北陸新幹線ってどこを通るの?東京~金沢間(前回更新)
②そもそも・・・北陸新幹線ってどこを通るの?金沢~大阪間(前回更新)
③金沢~大阪間はいつ開通するの?(前回更新)
④不公平?東海道、山陽、東北(東京盛岡間)、上越の各新幹線との扱われ方の違い(前回更新)

(今回更新)
⑤北陸新幹線開業後の並行在来線(JR北陸本線)はJRじゃなくなる??
⑥北陸新幹線開業後、特急サンダーバード・しらさぎは金沢止まりになる??

⑦「飛越能って?」・・・新高岡駅(仮称)についての色々(後日更新)
⑧その他何か項目が思いつけば後日更新で(笑)





⑤北陸新幹線開業後の並行在来線(JR北陸本線)はJRじゃなくなる??

前回の「④不公平?東海道、山陽、東北(東京盛岡間)、上越の各新幹線との扱われ方の違い」でも書いた通り、いわゆる整備新幹線の並行在来線は原則JRから経営分離されることになります

つまり、北陸新幹線開業後、JR信越本線の長野~直江津間、そしてJR北陸本線の直江津~金沢間はJR路線でなくなってしまうのです

これは明らかに大事ですが知らない人が結構いる。



とりあえずこれまでの例を挙げておきますと

~長野新幹線(北陸新幹線)高崎・長野間開業後~
JR信越本線横川・軽井沢間→廃止(バス路線に)
JR信越本線軽井沢・篠ノ井間→第三セクター「しなの鉄道」
高崎・横川間、篠ノ井・長野間は何故かJR信越本線のまま

~東北新幹線盛岡・新青森間開業後~
JR東北本線盛岡・目時間(岩手県区間)→第三セクター「IGRいわて銀河鉄道」
JR東北本線目時・青森間(青森県区間)→第三セクター「青い森鉄道」

~九州新幹線新八代・鹿児島中央間開業後~
JR鹿児島本線八代・川内間→第三セクター「肥薩おれんじ鉄道」
博多・八代間、川内・鹿児島間はJR鹿児島本線のまま

ということになったわけです。
たいていは第三セクターによる運営になっています。
とりあえずこんな決まりができてしまったこと自体納得が行かないし、一部区間を例外的に残しているあたりJRも卑怯だなと思うわけですが、今更そんなことを嘆いても仕方がない。



北陸新幹線開業も近づきようやく報道されるようになってきましたが、JR北陸本線富山県区間を引き継ぐ第三セクター会社は既に設立されており、現在会社名の一般公募が行われています。
第三セクター会社名一般公募について(当ブログ)

さて、問題は北陸本線が第三セクターになることによって一体どうなってしまうのかという話ですが・・・。



一番に予想されることは、厳しい経営になることですね。
運賃増額は避けられないと思います。

ですが、実は富山県関係者はそれでも前向きです。
なぜなら、これはJRには決してできない(というかやらない)、地域に根差した鉄道を目指せるチャンスでもあるからです。

まず、現実味を帯びている話としては、駅の新設です。
高岡関係で言えば、場所は未定ですが高岡・西高岡間にひとつ駅ができることが濃厚となっています。
(最近できた住宅街の「木津の庄」近くにできるのではないかなと勝手に思っていますが・・・)

あとは、経営面でどこまでできるかは分かりませんが、ケチなJRだったら決してやらなかったであろう、ICカードの導入も可能性は十分にあると思います。
(富山地方鉄道や富山ライトレールではICカード導入済みです。ライトレールのICカードは持ってるw)
また、後でも説明しますが現在の北陸本線は特急本数がやたら多く、高岡駅なんかも普通列車とほぼ交互でダイヤが組まれているという状態でした。
これが新幹線開業によって本数が大幅に減るものと思われるので、普通列車の増便もこれでやりやすくなるでしょう。快速列車の導入なんかもあるかも・・・?
全線複線の北陸本線なら、できないことはないはずです。

その他、色々考えられますがあくまでも妄想なので・・・(笑)
でも、ICカードや普通列車増便は実際に話が出ていると聞いたことがあるので、少なからず期待はできるかもしれません。

ただ、繰り返しますが経営は今まで以上に厳しくなります。
車文化もやたら強い土地柄なので仕方ないですが、でも一方でライトレールや万葉線の再生が実現した土地でもあります。
よりよい並行在来線になってくれることに私は期待したいです。

~参考リンク~
高岡市駅周辺・新幹線対策課 並行在来線のページ
富山県並行在来線準備株式会社





⑥北陸新幹線開業後、特急サンダーバード・しらさぎは金沢止まりになる??

これは並行在来線経営分離による弊害のひとつです。
まあ、金沢と越後湯沢結ぶ特急「はくたか」が廃止へ向かうのは仕方ないとしても・・・。

やはりJRもケチなもので、JRと関係のなくなる金沢・富山間には「サンダーバード」「しらさぎ」は通さないということです。
東京方面へ向かうのは楽になる一方、大阪・名古屋方面へ向かうのが不便になるのです。

これも知らない人いっぱいいました。

もっとも、JR特急乗り入れによって、第三セクターの経営にも影響が出てくるというデータがあるらしいので、それを考えたらあまり強く主張はできないのですが・・・。
でもこれは私も高校の頃から注目していた大問題。
まさかこんな最悪な形になるとは思いもしていませんでした。

富山県は、JR西日本への要望を続けていますが、JRの方は断固拒否の状態。
一昨年ある会に参加した際、富山県知事が「JRも頑固なもので・・・」と呆れた口調で語っていたのを覚えています。

ちなみに私も一度JR西日本に要望メールを送りました。
ですが「断固拒否」を意味するマニュアル通りのメールが返ってきましたよ。

残念ながら今のままではこの現実は変えられないようです。
一刻も早い、大阪富山間のフリーゲージトレイン導入(前回更新の「③金沢~大阪間はいつ開通するの?」参照)を待つしかないですかね。



ところで、紹介が遅くなりましたが、こんなホームページがあります
新しい新幹線路線の今がわかるページ

これは大学教員(理学博士)の方が運営されているホームページで、環境の観点から新幹線整備を強く支持されている方です。
そんな方がホームページ内で、このようなことを書かれています。

JR西日本への要望:北陸新幹線金沢開業後も『しらさぎ』『サンダーバード』富山乗り入れを継続して下さい。
富山県への要望:北陸新幹線金沢開業後も北陸線特急富山乗り入れを継続するようJR西日本との交渉を続けて下さい。

特に富山県民であればよく読んで欲しい
我々の地元とは何の関係もない有識者の方が、ここまで強く要望されているのです。
そして、富山県民へのメッセージも書かれています。
我々も僅かなるチャンスに期待し、動かなければいけないのではないでしょうか。







結局また途中で終わってしまいましたが・・・(笑)
とりあえず、意見には個人差がありますので、主観の部分は「なんかコイツ変なこと言っているな」というくらいで流してもらえると嬉しいです(^_^;)

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