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高岡ふるさと応援隊会員No.0001のブログ

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高岡大仏の観光地としての未来




先日、こんな記事を書きました。

高岡古城公園の観光地としての未来




今回は、この「高岡大仏」バージョンを書いてみたいと思います。





観光ボランティアガイド「やまたちばな」のもうひとつの担当エリアとして、
更にこれから地域活性化事業を仕掛けていく拠点のエリアとして、「高岡大仏」という観光地があります。

高岡古城公園とは違い、市民にとっても「観光地」としてのインパクトは強いと思います。
県外の人に「高岡って何が有名?」って聞かれた時、「高岡大仏」の名前を挙げる人は、多いでしょう。

また、あくまで目視での印象ではありますが、高岡大仏に立ち寄ると、観光ツアー団体とよく出くわします。
平日の日中、ずっと大仏エリアにいた日があったのですが、特に9時前後と15時~16時頃を中心に、結構な数の団体が出入りしていました。
今は新型コロナウイルスの影響で壊滅的だと思いますが、それまでは観光客も多かったでしょう。
(高岡市の統計では、平成28年~平成30年は、年間9万人前後)




しかし、「稼ぐ観光地」という目線では、まだまだ足りない部分が大きいと思っております。

やはり、高岡大仏自体は入場料なし、観光バス駐車場無料というのはもちろんですが、
それ以上に、下記の2点が重要な課題かなと思います。




①滞在時間が極端に短い

②特にツアー客だと、周辺の店舗や観光地に立ち寄らない







①滞在時間が極端に短い

2018年、県内ローカル番組にて「高岡大仏の平均滞在時間は2.1分」というデータ(富山大学の調査)が発表され、衝撃を受けました。

考えてみれば、高岡大仏前公園は広くないので、そんなに長居はできません。
「長時間滞在」には向かない観光地なのかもしれません。

ちなみに、やまたちばなに依頼のあるガイド(やはりツアーバス中心)は、だいたい20分くらいです。
ほとんどが、観光バス駐車場発着です。
(現地ガイドも特にいらないという判断が多いのか、ガイド依頼は古城公園と比べてまちまちです)
後述しますが、お金が落ちる機会がほとんどありません。





②特にツアー客だと、周辺の店舗や観光地に立ち寄らない

高岡大仏は高岡古城公園と違い、周辺の店舗に行きやすいところが利点だと思います。
また、場所的にも、少し歩けば高岡古城公園、山町筋などの観光地にも行けますし、高岡駅にもそこそこ近いです。
うまく行程を組めば、高岡大仏観光と併せて様々な観光を楽しめます。



しかし、観光バス駐車場発着のツアー客は、そうも行きません。
先述の通り、20分程度しか滞在しないので、駐車場から大仏まで移動し、添乗員かガイドが説明しながら回廊まで巡り、トイレ休憩も挟めばあっという間に出発時間です。
急ぎ足で周辺の店舗に立ち寄ることは、まだ可能かもしれませんが、ゆっくりすることはできません。
何も買わずにバスに直行する人も、よくいました。

当然ながら、周辺の観光地には立ち寄りません。
ただ、高岡大仏を行程に組むツアーは、高岡古城公園観光の中心である「名城ツアー」と比べたら、瑞龍寺など市内や県内の観光地を訪れる傾向は強いと思います。







~①②ひっくるめて、解決策を考えてみる~







エリアも含めた滞在時間増を図り、周辺店舗等に利益をもたらさなければなりません。
滞在時間を増やすには、やはりエリア自体が変わらなければならないわけですが・・・。

大仏へ結ぶ「参道」周辺の充実した出店・・・今のところ出てくるアイディアはこれくらいです。
もちろん、新たなる観光ルート開発やその営業も必要だと思います。
御旅屋セリオに地場産業センターが移転するということで、一体となったツアーとか、色々。

これはまだまだ考えていかなければならないです・・・。


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